手仕事のうつわについて

当店で取り扱ううつわは、作り手が心を込めて制作したものです。
そのため、工業品とは異なり、一つ一つ表情や大きさが異ったり、
少し気を使っていただきたいことがございます。
ここでは、それぞれの素材ごとに、気をつけていただきたいこと、
​お手入れ方法などをご紹介いたします。
 
手仕事のうつわの特徴

かたくち屋のうつわはすべて作り手たちが心をこめて作ったものです。

人の手 が作るものなので、ひとつひとつ表情や、サイズが若干ちがいます。

特に、やきもの(土でうつわのかたちを作り窯で高温で焼いたもの)のうつわは、

土の成分、窯に入れたときの位置、焼いた時の天気などで、表情がちがってきます。

まさに、自然がなせる業なのですが、そこがインターネット販売でうつわを販 売する難しさかと思います。

当店では、表情がかなり違う作品については、一点づつ写真でご紹介し、お客様に選んでいただこうと思っています。

またご要望により、在庫のお写真をお送りすることも可能です。

(在庫からお選びいただく場合、写真送付の翌日中にお返事を頂いております。)

完売中の商品についても、ばらつきの少ない作品については予約注文を承りますが、

変化の多い作品については、お断りすることもあります。

 

完売中の商品をお求めになりたい方は、一度ご相談いただければ幸いです

 

陶磁器のお手入れ方法

陶磁器(やきもの)のうつわには、昔から「育てる」といって、使い込んだことによ る汚れやシミも慈しむ風習があります。あんまり神経質にならずにどんどん使って いただきたいものですが、知っておいて頂きたいことを書いておきますね。

1.ご買い上げになったら 

まれに、高台がざらつくことがあります。そのままご使用になると、食卓に傷を つけることもありますので、気になるようならば、サンドペ-パ-で 軽くこすり落 とすとよいでしょう。

2. ご使用前

使う前に一度水にくぐらせると、におい、油、シミがつきにくくなります。 (磁器のものは必要ありません) 余裕があるときには30分ぐらい浸しておくと効果が上がります。 水に浸しておくと、しっとりとしてうつわがより美しくなりますよ。

3. ご使用後

陶器は吸水性があるので、ご使用後はなるべく早く洗って、しっかり乾燥させてください。

特に高台や釉薬の掛かっていないところは、水分の残ったまま片付けてしまうとカ ビの原因になります。

汚れが気になったら

陶器など吸水性の高いうつわの場合は、漂白剤をご使用はお避け下さい。 

重曹などを使用していてお手入れして頂くことをお勧めします。

磁器のうつわでしたら、キッチンハイター等漂白剤を薄めてつけ置きしてください。

ただし、赤絵や銀彩などの上絵付が施されているものは変色する可能性があるの で、漂白剤の使用は避けてください。

また、匂いがしばらく残ることがあります。

家電使用について

 

・電子レンジ----避けたほうがよいでしょう。金彩、銀彩が施されている場合は、 絶対に避けてください。スパークする恐れがあります。(上絵付けのない磁器のも のは使用可能です) レンジ対応のうつわで温めてから料理を盛り付けてください。

・食器洗い機----便利ですが、避けたほうがよいでしょう。水圧により、うつわが 掛ける恐れがあります。

 

・食器乾燥機----乾燥させることは良いことですので、お使いいただいても大丈夫 だと思いますが、食器同士がぶつかり合ったりして、欠ける原因になりますのであ まりお勧めできません。

 片口をお酒用、料理用と併用する場合

おかずを入れた後、においが残る場合があります。 特に、焼き〆や粉引きなど吸水性の高いやきものは、注意が必要です。

片口をお酒とおかずの両方で使われる場合は、おかずで使用した後はきれいに洗 い、

十分乾かしてにおいが残ってないことを確認してから片付けるようにしてくだ さい。

◆ 粉引きについて

 (現在取り扱っている粉引のうつわは汚れ防止がされているものがほとんどです。 以下は必ずしも必要ではないかもしれませんが、お使いいただくにつれ、汚れ防止 効果が弱くなることがございますので、念のため記載しておきます。)

水にぬれるとそこだけシミができたようなることがありますが、

これは化粧土の層に水がしみこんだことによるもので乾くと元通りになります。

ただ、それだけ水がしみこみやすいので、粉引のうつわを使うときは、 とくに油分の多い料理や、色の濃いものを盛るときは必ず水にくぐらせてください ね。

汚れ防止がしてある作品は、汚れにくくなっておりますが、それでもやはり染み込 むことがありますので、

使用後は早く洗われる等注意が必要です。

 

ガラスのお手入れ方法

1. 耐熱ガラス以外のガラスの器は急な温度変化に弱いですので、熱湯を入れる、急冷する等のご使用は避けてください。

温かいものを入れるときには、ぬるま湯で十分うつわを温めて、すこし冷ましたお湯をご使用ください。

2. ご使用後

やわらかなスポンジで洗ってください。漂白剤もご使用できます。

 汚れや曇りが気になったら

キッチンハイター等漂白剤を薄めてつけてください。酢水につけておいても曇りがよくとれます。(箔の装飾のあるものは除く)

※ 箔の装飾があるものは、経年変化で黒っぽくなることがあります。元の風合 いに戻したい場合は シルバー磨きや重曹などで優しく磨いてください。

 家電使用について

耐熱ガラス以外は熱に弱いことから、電子レンジ、食器洗い機、乾燥機等のご使用はお避けください。

 

漆のお手入れ方法

◆ 直射日光、極度の乾燥を避けてお使い下さい。

直接日が当たあるような場所に保管しないようにしましょう。

◆ 急激な温度変化を避けましょう。例えば、急に熱湯を加えたり、揚げたてのてんぷらをのせるなど・・・。

◆ ご使用後は、水に長時間つけないで下さい。

 やさしくスポンジ等で洗い、布巾で水気を取ってください。布巾で拭くことで、漆器の美しいつやが保たれます。

 

◆ クレンザーや漂白剤は使用されないようにお願いします。

漆器は他の素材と比べ汚れが落ちやすいです。

◆ 家電使用について

熱に弱いこと、素材が柔らかいことから、電子レンジ、食器洗い機、乾燥機等のご使用はお避けください。

 

使うほどに、つやが増すという漆の器。また、怖がらずどんどんご使用くださいね。

また、漆は修理が可能です。もし、傷みが出てしまったら当店までご連絡下さい。

 

木のうつわのお手入れ方法(紀平佳丈さん 盆)

◆ 直射日光、極度の乾燥を避けてお使い下さい。

直接日が当たあるような場所に保管しないようにしましょう。

◆ ご使用後は、水に長時間つけないで下さい。

やさしくスポンジ等で洗い、布巾で水気を取ってください。

*鉄媒染のものは、吸水性があり、汚れや油の跡がつくことがございます。

 綺麗にお使いいただきたい場合は、ご使用後はなるべく早く洗って水気を取ってください。

 料理を載せる時は、紙やハランなどを敷いた上に載せるなど工夫が必要です。

*ガラスコーティングされたものはコーティングされているため、お料理等も載せて頂けます。

 

◆ クレンザーや漂白剤は使用されないようにお願いします。

◆ 家電使用について

素材が柔らかいことから、電子レンジ、食器洗い機、乾燥機等のご使用はお避けください。


柔らかな木肌の質感をそのまま残し、独特な色合いに染められた鉄媒染は、確かにシミなどつきやすいのですが、

使うほどにその美しさに魅了されるうつわだと思います。また、そのシミも使うほどに目立たなくなっていきます。

ぜひ慈しんで、どんどんご使用いただけたら幸いです。

 

金属のうつわ(伊藤祐嗣 作)のお手入れ方法

◆ うつわの外側には、漆が焼き付けてあります。

これは、お湯につけたりした場合に取っ手との隙間やくぼみに水気が溜まるのを防ぐためでもあります。

お使いいただくうちに、表面凸部の漆が摩擦 等で剥がれてまいりますが、その風情も趣深いものですので、

経年変化を 楽しんでくださればと思います。なお、お使いいただいた後は布巾などで 水気を取ってください。

◆ 使用後は水またはぬるま湯ですすぎ、汚れのひどい場合は中性洗剤をご使用下さい。

◆ たわしや研磨剤の入ったものはご使用にならないでください。

内側の錫引きは、ご使用とともに曇ったり、黒ずんでくるかと思います。

気になる場合は、錫の引き直しを送料のみで承りますのでご相談くださいませ。

◆ 電子レンジ、食器洗い機、乾燥機等のご使用はお避けください。

 

銅鍋の取り扱い(よくあるご質問・伊藤祐嗣さんより)

Q: 電磁調理器では使えないのですか?

A: 鉄やステンレスなど磁性を持つ金属でないと熱が発生しません。

近年 電磁調理器も改良されオー ルメタル対応になっているようですが、熱効率は良くないようです。

下に示すとおり、熱伝導の点 からみて銅は、鉄(ス テンレス含む)、アルミなどとは比較にならないほど優れています 。

つまり、 焦げにくく、素材に熱が伝わりやすいということです。

調理をする上で炎を扱うことの意味を深く考えたとき、表面的な安全性のみを選択することに私は納得できません。

※ 熱伝導率は銀を基準とした数値で示されます。 銀...1 銅...0.94 金...0.7 アルミ...0.57 鉄...0.17

Q: 鍋の内側の色は何なのですか?

A: 錫の色です。たとえばトマトベースのスープやシチュー等酸味のある 料理、クリーム系の料理などを調理後長時間放置した場合等、条件によっ ては銅の錆である緑青が生じる可能性があります。

それを防ぐため内側 の面に錫をひいてあります。錫引きは古来より行われている伝統的な技法 です。

今日の銅はかつての古い精錬法による銅と違って不純物をほとんど含まないので、現在使われている銅製品から生じる緑青は無害ですが、出来上がった料理は鍋のまま放置せず、別容器に移し替えて保存することをおすすめします。

Q:ひいてある錫には耐久性がありますか?

A:錫の融点は232°Cです。強い空いりの状態は避けてください。中に食材が入っていればその温度を越えることは

まずありませんが、油をひい てニンニクを色づける時などの火加減には注意して ください。

使用後はやわらかいスポンジで洗うことで耐久性が保てます。

しかし、長年使ううちに錫は薄くなり、部分的に剥げてくることもあります。

そのような場合 は、錫のひき直しができます。 使い方にもよりますが、2̃、3年に一度のひき直しをおすすめしています。お買上げいただいた銅鍋は、通常無料 (送料は別途)でひき直しをいたします。

Q:外側の銅の色は変わりますよね、そのまま使っていていいですか?

A:かまいません。表面の色はお好み次第です。いつもピカピカがお好きで したら使用後にスチール たわしで磨けばよいですし、使い込んだ色が好 みならそのままで、水気をよく切り乾燥させてから しまってください。

銅の表面は常に酸化被膜を作りたがるので、使い込まれた色の方が安定した状態です。

たまに汚れが気になるとき、磨いてきれいにするくらいで ちょうど良いかもしれません。

 

片口の水切れについての当店の考え方

注ぐうつわ・・・故に、水切れは良くないとダメだよね。

なんていう声を聞きますが、

私は、たったそれだけで、その器の佇まいだったり、表情の美しさだったりを一蹴されるのは、

ちょっと違うと思います。

水切れの良さは、もちろんその器がより好きになる要素ではありますが、最優先事項ではないと思います。

お醤油差しなどは別として、特に酒器として使う場合は、お酒がつつーっとうつわを伝うのもとても良い風情だと思います。

気になるようならば、お気に入りの布巾や盆などを用意して、注ぐと同時に口元を拭き、お盆の上に片口を置く。

そんな風景も素敵だと思います。

この考え方のもと、特に水切れの良いうつわを除き、水切れに関してはあえて表記しておりません。

ただし、人それぞれお考えがあるかと思いますので、気になる方は、ご相談くださいませ。

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