松本郁美

松本郁美

シルクロードの壁画や中国の古陶から着想を得て制作されている松本郁美さんの茶器

求める表情となるよう原土から土を作り、奥行きある色絵となるよう幾重にも色を塗り重ねたり、釉薬を色絵の部分だけ抜いたりと、細部にこだわり制作されたうつわは、実用品ながら、美術品としても慈しんでいただけることでしょう。

古代遺跡の壁のような鄙びた質感の土肌に描かれる異国情緒漂うモチーフが描かれる灰陶加彩と磁器ながら細かな貫入が入り、使うにつれ古陶のような趣を愉しめる白磁

いにしえの文化に想いを馳せて、よいお茶時間を過ごしていただけることと思います。

 

プロフィール

成安造形大学デザイン学科環境デザイン科にて
建築を学んだのち、
信楽の焼物に出会ったことをきっかけに陶芸家を志す。

京都府立陶工高等技術専門校にて
絵付けの技術を身につけ作陶。

2018年滋賀県信楽に工房を構える。