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<次回企画展> 伊藤祐嗣・百田輝 展 - reunion

<次回企画展> 伊藤祐嗣・百田輝 展 - reunion

伊藤祐嗣・百田輝 展 reunion

2024 年 1月21日(日)~ 1月29日(月) 12:00-18:00
1月23日(火) closed

準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。

 

学生時代の特別な日々を共にした友人が集う時間。

会わない月日があろうとも、

あの頃のように通じ合う。

阿吽の呼吸で。

そんなお二人の2度目の展示

今回も、遊び心あふれる展示になるかと思います。

ぜひご覧くださいませ。

作家在店:1月21日

伊藤祐嗣(金工)

東京生まれ

1985年 東京芸術大学美術学部工芸科卒業
1987年 同大学院鍛金専攻修了
    イタリア政府給費留学 (フィレンツェ美術学校彫刻科~89)

1992年 東京芸術大学博士課程修了
    東京芸術大学非常勤講師~95 

1995年 外房大原にて制作活動を開始 

 

百田輝(陶芸)


徳島生まれ
1986年 東京芸術大学美術学部工芸科卒業

1988年 同大学院陶芸専攻修了
    渡欧〈スペイン・バルセロナを拠点にヨーロッパ中央アメリカ20ヵ国を回る〉
1990年 帰国 朝霞市「丸沼芸術の森」にて作陶開始
2000年 横浜市に築窯
2017年 窯を移し、現在小田原市にて制作 

 

 

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<次回企画展> 高田かえ 橋村野美知 展  - 灯りともるころ

<次回企画展> 高田かえ 橋村野美知 展  - 灯りともるころ

高田かえ 橋村野美知 展

  - 灯りともるころ

 

2023年11月25日(土)~ 12月4日(月) 12:00-18:00
10月28日(火) closed

準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。 

 

作家在店:
高田かえ 1126
橋村野美知 1125

 

手あとの陰影が温かみある表情を生み出す

幾重もの色硝子が幻想的な景色を見せてくれる

お二人のうつわは、木枯らしが吹く日も、冷えた心をじんわりとあたためてくれます。

部屋のキャンドルの灯りのように。

高田かえ(陶磁)

1971 名古屋市生まれ
         名古屋造形芸術大学卒業
         瀬戸窯業訓練専門校修了
         静岡県を活動拠点とし、個展・常設などで作品を発表

 

橋村野美知(硝子)

1973 横浜生まれ
1995 東京農工大農学部卒業
1997 能登島ガラス工房にて吹きガラスを学ぶ
2001 ガラスをつくる人と結婚
2008 結婚、出産を経て制作活動開始
2015 松本クラフトフェア出展、ラ・ロンダジル個展
2016 フィールドオブ倉敷出展、Ecru+HM個展

 

<初日についてのお願い>

予約制ではございませんが、状況をみて整理券をお配りします。
また個数制限を行う予定です。
あらかじめご了承のほどどうぞよろしくお願い致します。

あまりに早く並ばれる、大きな声で騒がれる等、近隣の方や他のお客様にご迷惑となる行為は固くお断りいたします。

みなさまがお二人のうつわを楽しんでいただけるようご協力の程どうぞよろしくお願い致します。

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<次回企画展> とりもと硝子店・鶴見宗次 展 〜 温もる

<次回企画展> とりもと硝子店・鶴見宗次 展 〜 温もる

 

2023 年 10月21日(土)~ 10月30日(月) 

10月24日(火) closed
 準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。 

 

日暮れが一層早くなり、
うちが恋しくなる。
早く帰って温もりある食卓へ・・・。
手びねりのうつわと耐熱ガラス・・・
湯気が似合ううつわを中心に、
心地よい暮らしの中で
愉しんでいただけるうつわをご紹介いたします。

<プロフィール>

とりもと硝子店
  鳥本雄介、由弥

晴耕社ガラス勤務、荒川尚也氏に師事

それぞれ、自身の作ったものを発表しながら、ガラスの技術だけではなく、様々なことを学ぶ。
退社後、二人で窯を築く。

2015年 独立、開窯。「とりもと硝子店」として活動を始める。

 

鶴見宗次

1967年 東京都に生まれる
1991
年 常滑市立陶芸研究所を修了
常滑に工房をおき、個展・グループ展を多数開催

<関連イベントのお知らせ>

ほとり One-day Herboristerie

展示に合わせ、植物療法士の大橋香さんに1日限りのHerboristerieを開催していただくことになりました。

Herboristerie(エルボリステリア)とは、フランス語で植物療法に特化した薬草薬局のこと。

ちょっとした不調を植物の力で改善する。

フランスをはじめ、欧米ではそんな考え方が浸透しているのだとか。

 

私自身も、歳を重ねるにつれ、病院に行くほどでもないけれど、少し気になる症状を改善したいと思う機会が増えてきました。

 

そんなとき、慢性的に薬に頼るのではなく、自然の力で改善するというのも一つの選択肢かなと思ったりしております。

今回は、体の中から温めるティザンヌ(ハーブティ)をとりもとさん、鶴見さんのうつわで楽しみながら、お一人ずつ症状をお聞きして、症状によってベースのティザンヌにハーブを加え、お持ち帰りいただきます。

女性特有のお悩みも多いことと思いますので、今回は女性限定とさせていただきます。

男性の方、どうしてもと言う方がいらっしゃいましたらご相談ください。

ほとり One-day Herboristerie

10月21日(土)

第一部 11:00 - 12:00 満席
第二部 14:00 - 15:00
第三部 16:00 - 17:00

各回 5席

参加費 5,500円 税込
ティザンヌ・コンサルテーション
お持帰り用ティザンヌ付き

お申し込みはEmailもしくはお電話でご連絡ください。
contact@katakuchi.jp

 

 

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<次回企画展> 奥澤華・黒木泰等 展 〜 月露

<次回企画展> 奥澤華・黒木泰等 展 〜 月露

夏を越えた草木に降りる露
月の光を受け、儚くも美しく輝く

そんな情景を想わせてくれるお二人のうつわをご紹介します。

9月9日(土) - 18日(月・祝) 12:00-18:00 
最終日はイベント開催のため、16:30 閉店

9月12日(火) closed 

準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。 

奥澤華(金工)

1992 三重県生まれ
2016
東京藝術大学美術学部工芸科彫金専攻 卒業
2019
金沢卯辰山工芸工房 修了
2019
年三重県にて制作を始める

 

黒木泰等(陶芸)

黒木泰等(陶芸)
1981 年 京都府亀岡市生まれ
1999 年 京都市立銅駝美術工芸高等学校彫刻家卒業
2001 年 奈良美術短期大学 立体環境造形コース 卒業
2002年 京都府立陶工高等技術専門学校成型科 修了
2003年 原口卓士氏に師事
2006 亀岡にて独立


◆ 最終日18日(月・祝)は、
料理家 朝夕 理恵さんのごはん会が開催されます。



9月18日(月・祝)

第一部 17:30 - 19:00

第二部 20:00 - 21:30

各回 8席

参加費 6,600円 税込
 お食事・お酒またはお茶代

8月21日21:00ごろ予約開始します。

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"暮らし"から生まれる硝子〜とりもと硝子店さんの工房兼ご自宅にお邪魔しました

"暮らし"から生まれる硝子〜とりもと硝子店さんの工房兼ご自宅にお邪魔しました

10月に展示をお願いしているとりもと硝子店 鳥本雄介さん、由弥さんの工房兼ご自宅にお邪魔させていただきました。

https://www.katakuchi.jp/collections/torimotoglassstudio

今年念願のお引っ越しされて、先月末にようやく築炉も終えられ、制作を再開したばかりというとりもとさん。

そんなお忙しい時ではありましたが、快くお時間を作っていただきました!

基本的には、ほぼ以前の工房と変わらないとのことでしたが、陽あたりのよい明るい工房はとても広く感じました。

伸び伸びと硝子を吹く、吹く男、鳥本雄介さん。

奥が溶けたガラスが入っている炉。
階段に登って上からガラスを巻き取ります。

こちらは作業中にガラスを温める炉(作業炉)、その奥には徐冷炉がありました。

徐冷炉とは、出来上がったガラスの作品を温めながら徐々に温度を下げていく炉で、今まで見せていただいた工房では別体でしたが、とりもとさんの場合は、作業炉の余熱を利用して徐冷をするとのことで、後ろに置かれているとのこと。

そして、なんとこの作業炉は近所のご家庭や飲食店さんなどから回収された天ぷら油をメインに使っているとのこと

「市バスの燃料に使われます」っていうのは聞いたことがありますが、ガラス工房の作品制作にお役に立てるなんて夢がありますね。
いい歳なのに揚げ物好きな私、ご近所だったらご協力したい!

この窯は、お二人が師事されていた晴耕社ガラス工房 荒川尚也さんの窯を基にされているとのこと。
ただ、だれもがこのスタイルに向いているわけではなく、ほぼ毎日吹き続けるというとりもとさんにとってはとても効率がよいのだとか。

この日は、当店でも取り扱わせていただいたことがあるシリンダーの掛け花入を制作されていました。
このように金属の型に入れて吹くことにより、四角くなるのと同時に表面に縮れができて表情になるのです。
前回も好評だった花入。10月にはご用意くださるそうです!

 

ご自宅のほうへもお邪魔しました!

ご自身の作品や他の作家さんの作品が、暮らしに溶け込んでいる心地よいキッチン。

弥さんがお庭で育てている月桂樹のウォーターを頂きました。

スッキリ、心地よく、目にも涼やか。
真似したくなりますね。

その後、由弥さんが山で摘んでこられた野生のお茶を白茶にされたという茶葉で雄介さんがご自身の茶器でお茶を淹れて下さいました。

じんわり甘く優しい味わいで癒されます。

とりもとさんの茶器は吹きガラスでは珍しい耐熱。
吹きガラスのとろりとした質感で、熱湯のお茶を楽しめるといううつわはなかなかないですよね。

関西の街中で育ったというお二人ですが、京丹波、和知の駅から車で10分ほどの山あいの集落での暮らしや子育てをなんとも自然体で楽しんでいらっしゃるご様子。

「ほぼ毎日ガラスは吹いているけれど、暮らしを楽しむ時間がなければいけないと思っているんです。もしその時間がなくなるようであれば、仕事の方をセーブしたい。」
と語る雄介さん。

暮らしを愉しむ中で、こんなうつわがあったらと思いつき、制作する。
また愉しみながら、もう少しこうしたら、サイズを変えたら・・・とブラッシュアップしていく。

由弥さんは、3人のお子さんのお母さん。
吹きガラスの制作は、ほぼ子育て中離れていたという。

「でも、疎外感はなかったんです。新作は必ず相談してくれるので、使った上でアドバイスしたり、二人で作り上げていく感覚なのです。そして、ガラス制作を離れた上で植物と出会えたのは大きいです。」

と語る由弥さん。

そう、由弥さんのPlants Drawingは、ご存知の方も多いかと思いますが、Instagramでもとても人気なのです。

植物を一部使った可愛らしい絵と共に、お子さんとの微笑ましいエピソードは心をほんわか温かくしてくれます。

https://www.instagram.com/yuyat.i.g.a216/

あちこちに、乾燥した植物やカゴ。
良い景色です・・・。

飾りにしたり、お茶にしたり、もぐさにしたり・・・。

 

実は、10月の展示では友人の植物療法士 大橋香さんにご協力いただき、なにか植物のワークショップなんかもできたらなと思っていたので、ちょっと興奮してしまいました!

展示についても直接お話しできたことで、より深いお話しができて非常によかったです。

展示は常滑の鶴見宗次さんとの二人展。
温かな飲み物を楽しむ風景を想像させるうつわ・・・と思っていましたが、もう少し広がりそうな予感です。

10月21日(土)〜 30日(月)の予定です。

 

 

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<次回企画展> 境道一・橋村大作 展

<次回企画展> 境道一・橋村大作 展

境道一・橋村大作 展 〜 恵み

416() - 424() 12:00-18:00
419() closed
準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。

青々とした緑
キラキラと輝く海。
お二人の工房は、豊かな自然に囲まれた心地よい場所でした。
そんな場所で制作されたうつわは、自然の恵みを享受するように、どこか悠々とした佇ま
いで使い手の心を潤してくれます。
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<次回企画展> 大原光一 展 〜 芽吹くとき

<次回企画展> 大原光一 展 〜 芽吹くとき

大原光一 陶展

芽吹くとき
土から生まれた食物、植物を、自然の神秘的な力を感じるうつわで愉しむ。

3月19日(日) - 3月27日(月)
12-00-18-00
3月22日(水) closed、25日(土)16:00まで

準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。

作家在店 3月19日

 

さまざまな釉薬、化粧土で表情豊かな作品を生み出す大原光一さんの個展を開催させていただきます。

 

食や酒の器はもちろんのこと、今回は植物を楽しむうつわも出品いただく予定です。

大原光一

1974 年 東京都生まれ
1994 年 大学中退後、書家シュトラッサー・ベロニカ氏に師事 焼物を始める

1996 年 南山陶苑 入社 常滑に移住
1999 年 退社 独立 韓国の陶産地を訪ね歩く
2014 年 長三賞陶業展入選 常滑に工房をかまえ、国内外で、展示、ワークショップなどを行う。

 

大原ワールドに染まる7日間。

お楽しみに・・・。

 

<atelier/en's 苔玉ワークショップ>
個性的なatelier/en's さんの苔玉を、スタッフの方に教えていただきながら制作いただき ます。
3月
21日(祝)
参加費
3,500 円(税込)
11:00 - 12:00
13
:00 - 14:00
15
:00 - 16:00

 

 

ご予約はこちらより承ります。

https://www.katakuchi.jp/products/ws20230323

 

ほとり

愛知県名古屋市中区丸の内1-1-8 児玉ビルB1F

TEL: 052-204-4520 *ほとりは、かたくち屋が運営するギ ャラリー時々カフェです。

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<次回企画展> 菊地大護・南裕基 展 〜 a little happiness

<次回企画展>  菊地大護・南裕基 展 〜 a little happiness

 <次回企画展のお知らせ>

菊地大護・南裕基 展  
      〜 a little happiness

2月19日(日) - 2月27日(月)
12-00-18-00  19日は20:00まで
2月22日(水) closed
準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。

"a little happiness"

ひとくち、一杯を味わう。
ささやかな幸せの時間が、心に温かな火を灯してくれることがある。
そんなときを共に過ごす春のうつわ。

作家在店2月19日

菊地大護 
1997年 岐阜県出身
2018年 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
     ピーターアイビー工房流動研究所 入社
現在 富山ガラス工房 所属

南裕基 
1984年 京都府生まれ
2007年 日本福祉大学卒業、児童福祉施設に就職
2012年 岐阜県で木工を学び、愛知県の工房に就職
2016年 愛知県蒲郡市にて制作開始

◎関連イベント
ジーナトコケシ 五感で感じる、器と珈琲とお菓子
https://www.instagram.com/ginatocokeshi/
菊地大護さん、南裕基さんのうつわとともに、甘美なひとときをお過ごしください。
Cafe time (予約制)
第一部 15:00 - 16:00 (満席)
第二部 16:30 - 17:30
各回 6席
<メニュー>
どちらかお選びください。
A珈琲カクテルと甘じょっぱいお菓子
B珈琲と甘いお菓子
*写真はイメージです。
*珈琲はホット珈琲になります

お代 2,000円 税込

Bar time 18:00 - 20:00
予約不要です。
ジーナさんが即興でお好みの飲み物をご用意されます。
コケシさんのスパイスの効いたお菓子と共にお楽しみください。
ご予約、お問い合わせはほとりまで

ほとり
愛知県名古屋市中区丸の内1-1-8 児玉ビルB1F
TEL: 052-204-4520 *ほとりは、かたくち屋が運営するギ ャラリー時々カフェです。
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鶴見宗次 陶展 包み込む、包まれる

鶴見宗次 陶展 包み込む、包まれる

次回企画展のお知らせです。

鶴見宗次 陶展 ~包み込む、包まれる


10月30日(日) - 11月7日(月) 12-00-18-00
11月1日(火) closed

◎準備が出来次第、一部かたくち屋オンラインショップでもご紹介しま す。


作家在店 10月30日(日) 



肌寒い日には、
温かい飲み物を入れたカップを包み込むと
なんだか心までじんわりとしてくる。

手跡残るお皿に料理を盛ると
ブランケットを掛けられた時のように
幸せな気分に包まれる。

鶴見宗次さんのうつわは
そんな温かな幸せ感に溢れている。

10月29日(土)
朝夕 りえさんの料理教室 予約制
https://www.katakuchi.jp/products/asayu-cooking

<ご予約受付中>

鶴見宗次 プロフィール

https://www.katakuchi.jp/collections/tsurumisoji

1967  東京都に生まれる
1991
 常滑市立陶芸研究所を修了
 常滑に工房をおき、個展・グループ展を多数開催
公募展
​1992
 朝日陶芸展に入選
​1996
 花の器ビエンナーレ展に入選
1998
 第6回「花の陶展」で奨励賞を受賞
1999
 第7回「花の陶展」で奨励賞を受賞
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愛ある仕事の積み重ねー上野剛児さんの工房を訪問しました

愛ある仕事の積み重ねー上野剛児さんの工房を訪問しました

上野剛児さんは、とても愛嬌のある方だなぁと思っていました。

いつも納品の時には可愛らしい文字で「大屋さーん!」とお手紙を同梱してくれたり、時にはビデオレターを送ってくださったり・・・。

でも、工房を拝見して、愛嬌のある・・・確かにそうなのだけれど、すこし違う印象に変わったのでした。

ちょっと長いです。時間のある時にご覧いただけたら幸いです。

******

高松市街から徳島方面へ40分ほど高速を走り、のどかな山里がつづく道を少し外れたところで・・・迷った。ナビではここなんだけどな・・・。

上野さんに電話するも、よく分からず結局途中まで迎えに来ていただくことに。

木々が生い茂る森の中の小道を、颯爽と走る上野さんの車になんとかついていくと・・・

突然視界が広がり、火の谷窯、上野さんのご自宅兼工房に到着しました。

なんだかおとぎ話のような感覚。森を抜けて別世界に来たような。

またまた驚くことに、このご自宅も工房も、ほとんど上野さんとご家族、そしてごゆうじんで作られたとのこと!

あまりに仕上がりが美しく、DIYとは思えない・・・。 

美しい景色の大壷。
底が上なのは、お水がたまって蚊がわかないようにするためなんだそう。

 

どうぞ、とドアを開けると、ちいさきひとがお出迎え。

味のある土壁もご自分で塗られたという。

 

この階段ももちろん、手作り。
そして階段の柱にくくりつけられているのは、ブランコ!



目の前は森が広がる窓。

あまりパシャパシャ写真を撮ると失礼かなぁと撮れませんでしたが、
まるで南国のコテージのようなウッドデッキがありました。

いやー、心地よい。
夜空を見上げながらの晩酌も、よいだろうなー。



素敵な掘りごたつの円卓で(これも写真なくごめんなさい・・・)
アイスコーヒーとお菓子をいただきました。

苔むす景色を想わせる、ひんやりアイスコーヒーが入ったカップ。
上野さんのかたちは、まるみがありつつ、洗練されていて、絶妙によいかたち。


コーヒーのとろりとした感じも、またガラスとは違う趣。
このカップは、ちょっとヒビが入ってしまいご自宅用となったそう。

いい景色なのに、ひびがはいってしまうと作品としては出せなくなってしまう・・・シビアな世界です。


お茶もたまらん表情の片口で出していただきましたよ。
こちらの木のお盆も上野さんが制作されたとのこと。
なんだか韓国の古いもののよう・・・。

素朴で丁寧・・・よい佇まい。
ディスプレイ用に制作されて、クラフトフェアでうつわを載せて展示していると、ある女性からどうしても譲って欲しいと言われたそうで、でも気に入っているし、木工作家ではないからと固辞されたそう。

なので、問い合わせはNGでお願いします(^^)

っなんて色々お話ししていると・・・

上野さんの息子さんが「子鹿が来た!」っと教えてくれました。

わかりますか?
真ん中ちょっと上に白いおしりが写っています。
あたふたしてたら、逃げて行っちゃいました。
あー、望遠レンズ欲しい。。。

ますます、おとぎ話に迷い込んだような感覚になってきました。

そして、隣接する工房へ、ご案内いただきました。

集中力が高まりそうな制作の場。
天井が高く、風がよく通ります。
窓からは森の気配・・・。

ここにも、ちいさきもの・・・
夢を食べるバグ・・・これからお嬢さんが絵付けされるという。
完成が楽しみですね。

師匠の森岡成好さんの言葉が飾ってありました。
修行時代に、覚えたこと、体験したことが基となり、今があるとのこと。

「不器用なんです。修行時代も、へたっくそやなぁとよく怒られてました。」
と語る上野さん。
めったに弟子に教えない森岡さんが、見かねて教えてくれたほどだという。

いやいや、これだけの建物や、専門外のお盆、ブランコを目の当たりにした後で、まっすぐに紙すら切れない私にはにわかに信じがたいお話しでしたが
その分「丁寧に・・・」と思っているという。

そうか、上野さんのお仕事は丁寧なんだ。
ついつい焼締の豊かな表情や上野さんの柔らかなお人柄で見逃していたのかもしれない。
うつわのかたちはもちろんだけれど、急須の取っ手や以前企画展にあわせてお作りいただいた茶こし・・・全てが丁寧でどこか愛がある。

なんだか胸が熱くなりました。

そんな思いを抱きながら、窯を見せていただくことに・・・。

大量の薪・・・入口にもありましたね。

窯の仕事は、薪を用意することも大きなウェートを占めるという。

「ホームセンターで買えればいいんですけどねぇ。薪むちゃくちゃ高いじゃないですか?」

・・・そうなんだ。そりゃ、こんなに買ったら大変だ!

安く譲っていただける木材を細かく切ってストックしているという。

もう、あの話を聞いた後なので、積み上げられた薪すら美しい。

次は窯へ・・・。

すごく長い窯です!焼成時間も長い。
釉薬ものだと2、3日、焼締の窯だと6、7日かけて焚き、同じだけかけて冷やす。

毎回、真剣勝負。
それでも、一度も100%満足したことはなく、次に生かす何か課題があるという。

空気を調節する鉄のダンパーも手作り。
今回の窯で、壊れてしまったそう・・・。
上野さんのInstagram より

窯も本当に綺麗で、美しく、どこか神々しく思えました。

それなのに、気持ちがうわずっていたからか、思いの外良い写真が撮れず・・・。と思っていたら、また上野さんのInstagramで美しいお写真を発見。

お写真使わせていただけないか、お話しすると個展を控えお忙しいのにオリジナルを送っていただきました。

神々しい、わかっていただけましたか?
窯詰めの後はますます神々しく・・・。

丁寧に、愛をこめて、作られた薪の窯のうつわ。

作られた背景を想い、そのうつわを手に取る必要はないと思いますが、どこかで感じていただけたら幸いです。

今はあまり在庫が豊富ではありませんが、それでも冬の食卓やお茶時間に楽しんでいただけそうなうつわ、ございます。


よろしければお立ち寄りくださいませ。

左の片口小鉢はオンラインショップの準備ができておりません。
ご興味のある方はお問い合わせください。

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