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鶴見宗次 陶展 包み込む、包まれる

次回企画展のお知らせです。 鶴見宗次 陶展 ~包み込む、包まれる 10月30日(日) - 11月7日(月) 12-00-18-0011月1日(火) closed ◎準備が出来次第、一部かたくち屋オンラインショップでもご紹介しま す。 作家在店 10月30日(日) 

肌寒い日には、温かい飲み物を入れたカップを包み込むとなんだか心までじんわりとしてくる。手跡残るお皿に料理を盛るとブランケットを掛けられた時のように幸せな気分に包まれる。鶴見宗次さんのうつわはそんな温かな幸せ感に溢れている。10月29日(土)朝夕 りえさんの料理教室 予約制https://www.katakuchi.jp/products/asayu-cooking <ご予約受付中> 鶴見宗次 プロフィール https://www.katakuchi.jp/collections/tsurumisoji 1967  東京都に生まれる 1991  常滑市立陶芸研究所を修了  常滑に工房をおき、個展・グループ展を多数開催 公募展 ​1992  朝日陶芸展に入選 ​1996  花の器ビエンナーレ展に入選 1998  第6回「花の陶展」で奨励賞を受賞 1999  第7回「花の陶展」で奨励賞を受賞

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愛ある仕事の積み重ねー上野剛児さんの工房を訪問しました

上野剛児さんは、とても愛嬌のある方だなぁと思っていました。 いつも納品の時には可愛らしい文字で「大屋さーん!」とお手紙を同梱してくれたり、時にはビデオレターを送ってくださったり・・・。 でも、工房を拝見して、愛嬌のある・・・確かにそうなのだけれど、すこし違う印象に変わったのでした。ちょっと長いです。時間のある時にご覧いただけたら幸いです。 ****** 高松市街から徳島方面へ40分ほど高速を走り、のどかな山里がつづく道を少し外れたところで・・・迷った。ナビではここなんだけどな・・・。 上野さんに電話するも、よく分からず結局途中まで迎えに来ていただくことに。 木々が生い茂る森の中の小道を、颯爽と走る上野さんの車になんとかついていくと・・・ 突然視界が広がり、火の谷窯、上野さんのご自宅兼工房に到着しました。 なんだかおとぎ話のような感覚。森を抜けて別世界に来たような。 またまた驚くことに、このご自宅も工房も、ほとんど上野さんとご家族、そしてごゆうじんで作られたとのこと! あまりに仕上がりが美しく、DIYとは思えない・・・。  美しい景色の大壷。底が上なのは、お水がたまって蚊がわかないようにするためなんだそう。   どうぞ、とドアを開けると、ちいさきひとがお出迎え。味のある土壁もご自分で塗られたという。   この階段ももちろん、手作り。そして階段の柱にくくりつけられているのは、ブランコ!目の前は森が広がる窓。 あまりパシャパシャ写真を撮ると失礼かなぁと撮れませんでしたが、まるで南国のコテージのようなウッドデッキがありました。いやー、心地よい。夜空を見上げながらの晩酌も、よいだろうなー。素敵な掘りごたつの円卓で(これも写真なくごめんなさい・・・)アイスコーヒーとお菓子をいただきました。苔むす景色を想わせる、ひんやりアイスコーヒーが入ったカップ。上野さんのかたちは、まるみがありつつ、洗練されていて、絶妙によいかたち。 コーヒーのとろりとした感じも、またガラスとは違う趣。このカップは、ちょっとヒビが入ってしまいご自宅用となったそう。いい景色なのに、ひびがはいってしまうと作品としては出せなくなってしまう・・・シビアな世界です。 お茶もたまらん表情の片口で出していただきましたよ。こちらの木のお盆も上野さんが制作されたとのこと。なんだか韓国の古いもののよう・・・。 素朴で丁寧・・・よい佇まい。ディスプレイ用に制作されて、クラフトフェアでうつわを載せて展示していると、ある女性からどうしても譲って欲しいと言われたそうで、でも気に入っているし、木工作家ではないからと固辞されたそう。 なので、問い合わせはNGでお願いします(^^)っなんて色々お話ししていると・・・ 上野さんの息子さんが「子鹿が来た!」っと教えてくれました。わかりますか?真ん中ちょっと上に白いおしりが写っています。あたふたしてたら、逃げて行っちゃいました。あー、望遠レンズ欲しい。。。 ますます、おとぎ話に迷い込んだような感覚になってきました。そして、隣接する工房へ、ご案内いただきました。 集中力が高まりそうな制作の場。天井が高く、風がよく通ります。窓からは森の気配・・・。 ここにも、ちいさきもの・・・夢を食べるバグ・・・これからお嬢さんが絵付けされるという。完成が楽しみですね。 師匠の森岡成好さんの言葉が飾ってありました。修行時代に、覚えたこと、体験したことが基となり、今があるとのこと。「不器用なんです。修行時代も、へたっくそやなぁとよく怒られてました。」と語る上野さん。めったに弟子に教えない森岡さんが、見かねて教えてくれたほどだという。いやいや、これだけの建物や、専門外のお盆、ブランコを目の当たりにした後で、まっすぐに紙すら切れない私にはにわかに信じがたいお話しでしたがその分「丁寧に・・・」と思っているという。 そうか、上野さんのお仕事は丁寧なんだ。ついつい焼締の豊かな表情や上野さんの柔らかなお人柄で見逃していたのかもしれない。うつわのかたちはもちろんだけれど、急須の取っ手や以前企画展にあわせてお作りいただいた茶こし・・・全てが丁寧でどこか愛がある。 なんだか胸が熱くなりました。 そんな思いを抱きながら、窯を見せていただくことに・・・。 大量の薪・・・入口にもありましたね。 窯の仕事は、薪を用意することも大きなウェートを占めるという。 「ホームセンターで買えればいいんですけどねぇ。薪むちゃくちゃ高いじゃないですか?」 ・・・そうなんだ。そりゃ、こんなに買ったら大変だ! 安く譲っていただける木材を細かく切ってストックしているという。もう、あの話を聞いた後なので、積み上げられた薪すら美しい。 次は窯へ・・・。 すごく長い窯です!焼成時間も長い。釉薬ものだと2、3日、焼締の窯だと6、7日かけて焚き、同じだけかけて冷やす。 毎回、真剣勝負。それでも、一度も100%満足したことはなく、次に生かす何か課題があるという。 空気を調節する鉄のダンパーも手作り。今回の窯で、壊れてしまったそう・・・。上野さんのInstagram より 窯も本当に綺麗で、美しく、どこか神々しく思えました。それなのに、気持ちがうわずっていたからか、思いの外良い写真が撮れず・・・。と思っていたら、また上野さんのInstagramで美しいお写真を発見。お写真使わせていただけないか、お話しすると個展を控えお忙しいのにオリジナルを送っていただきました。 神々しい、わかっていただけましたか?窯詰めの後はますます神々しく・・・。丁寧に、愛をこめて、作られた薪の窯のうつわ。作られた背景を想い、そのうつわを手に取る必要はないと思いますが、どこかで感じていただけたら幸いです。今はあまり在庫が豊富ではありませんが、それでも冬の食卓やお茶時間に楽しんでいただけそうなうつわ、ございます。 よろしければお立ち寄りくださいませ。 左の片口小鉢はオンラインショップの準備ができておりません。ご興味のある方はお問い合わせください。

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珈琲 占野 珈琲 ノ 席 終了しました

スエトシヒロ・田澤祐介 展 ~月光のもと によせて珈琲 ノ 席の様子、ようやくまとめました。     この投稿をInstagramで見る ほとり(@hotori118)がシェアした投稿 一つ一つ選ばれた道具、なめらかな所作繊細なドリップ珈琲の香り艶やかな秋色の甘味・・・ゆったりと流れる美しい時間。それでいて、緊張感なく、時折感嘆の声や楽しそうな会和が聞こえてくる。会が終わり出ていらっしゃったお客様はよい夢から目覚めたような夢の余韻を楽しんでいらっしゃるかのようなお顔をされていたのが印象的でした。田澤さんの片口に氷を詰めて、蓋碗で淹れた珈琲を注がれたり、スエさんのホヤ注器で珈琲を淹れていただいたり・・・   展示のうつわも取り入れてくださいました。   私は今回カーテンの隙間より垣間見るのみでしたが、いつか珈琲 ノ 席参加させていただきたいものです。  

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スエトシヒロ・田澤祐介 展 ~月光のもと

スエトシヒロ・田澤祐介 展 ~月光のもと 9月24日(土) - 10月3日(月) 12-00-18-009月27日(火) closed 準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。     仲秋の頃、夜空が見える場所に御膳を用意して、柔らか な灯りのもと、陰影美しいお二人のうつわで愉しむ一杯は格別かと。 作家在店 スエトシヒロ 9月24日、25日田澤祐介 9月24日 <珈琲 ノ 席> 満席 ご予約ありがとうございました。 (キャンセル待ち受付中) 珈琲 占野珈琲と甘味による巡り合わせ。https://shimeno-online.com/ スエトシヒロさん、田澤祐介さんのうつわとともに、一期一会のひとときをお楽しみいた だけたら幸いです。 9月25日(日)11:00-12:30 / 13:30-15:00 / 17:00-18:30 9月26日(月)11:00-12:30 / 13:30-15:00 / 16:00-17:30 お席代:  五千円* 9月25日から会期終了まで、珈琲豆と甘味店頭にて販売させていただきます。 お問い合わせははほとりまで 愛知県名古屋市中区丸の内1-1-8 児玉ビルB1FTEL: 052-204-4520 *ほとりは、かたくち屋が運営するギ ャラリー時々カフェです。

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リズミカルな手仕事ーGlass Tai.m 田井将博さんの工房を訪問しました。

香川 工房訪問の旅 順番が前後しましたが、一番最初に伺ったのがGlass Tai.m 田井将博さんの工房です。  https://www.katakuchi.jp/collections/taimasahiro (ただいま完売中です。。。) Google mapで検索すると、琴平でことでんというローカル線に乗り換えるよう。 琴平・・・てことは金毘羅さんに行ける。 せっかくなので、ちょっと観光も挟もう。 あまりの日差しの強さにたじろいだけれど、金比羅さんの参道だけ散歩したっていう思い出よりも、暑いなか登ってお参りした思い出の方がよいものね。歳を重ねると考え方が違ってくるなぁ。 階段はきつかったけれど、時折通る木陰のそよ風の心地よさを知る・・・人生と一緒だなぁなどと一人思いながら、荘厳な本宮まで登り切りました。 お遍路さんとかも、いつか体験したら思うところ色々ありそうですね。 街に降りて、初讃岐うどん。生醤油うどんを・・・。うどんももちろん美味しかったけど、醤油が酸味があって美味しい気がする!→これは3日間で確信!どうやら、わたくし、香川の醤油好きみたい。 結構、数時間で金比羅を満喫し、レトロ感溢れることでんで田井さんの最寄駅に向かいます。 コトコト・・・というかかなり疾走するこの電車に揺られ、10分ほど。 最寄の駅に到着しました。 のどかな田園が広がる坂道を登ると・・・。   デニムの色のような田井さんの工房。自販機も合わせて青に塗られたとか・・・。(外観の写真は撮り忘れ、Googleより拝借しました。) 中を覗くと・・・ わー、熱気と臨場感。制作中です! 昨日、窯の壺を入れ替えたばかりというタイミング ゆるりと制作してますとのことで、うつわが出来上がるまでのお仕事、あらためて通しで見せていただきました。 まず、窯壺で溶けたガラスを巻き取り、  形を整えて 膨らましていきます。 ここで、鋳物で作られた波型がついた型に入れて、モールの筋模様をつけます。 型は英語でmold(モールド)、そこからこういった技法で作られる筋模様をモールと呼ぶようです。 アップにするとこんな感じ。 まっすぐに下ろすの大変そうです。 筋模様、入ってますね。 これは、グラスやぐいのみなのかな・・・? と思いきや、どんどん形がぷっくりとして変わっていきます。 そして途中で竿を付け替えます。実はこちらが底。底の形を先に整えるのだそう。  向きを変えて、口元の形を作ります。 口を広げていって・・・  ここでアシスタントの平田さんが少し巻き取ったガラスにパウダー状の色ガラスをつけて   田井さんと同時に窯の中で温めます。 そして、真っ赤になった色ガラスを口元に巻いていきます。 そう、田井さんのうつわの特徴でもある琥珀色の縁。これが生まれる瞬間ですよ。 この工程があるので、息のあったアシスタントが必要だそうです。 さらに、形を広げたり、温めなおしたりしたあと・・・  これは何の工程??? 近寄ってみると、この放射線状の型につけて、口縁を輪花にするのです!輪花が生まれる瞬間です。 そう、こちらは浅鉢になりました。 竿から外して底を焼いて滑らかにします。 このあと、徐冷して完成だそうです。 一通り見せていただきありがとうございました! なかなか、陶磁器の作家さんだと作業を見せていただくことできないのですが、ガラスはある程度の時間で制作が完結するうつわもあるので、嬉しいです。 田井さんの制作している姿はどこかリズミカル。リズムよく竿を回し、それに呼応するように生き生きと形を変えるガラスのうつわ。 様々な美しい瞬間を見せていただきありがとうございました。 色々お話ししていたら、なぜか日本酒の話で盛り上がり・・・ (田井さんの奥様とアシスタントの平田さんはお酒大好きとのこと!お土産を日本酒にすればよかった!) 「近くに美味しい日本酒の蔵があるんです。」 っとなんと帰る前に蔵に連れていっていただきました! 綾菊さんウェブより拝借 https://www.ayakiku.com/ 名古屋では見かけない蔵元さん。 国重という定番の純米吟醸酒をいただいてきました。   包み込まれたような優しいお味でした!まだまだ知らなくって美味しいお酒、あるのですねぇ。 田井さんの器で楽しみたいところですが、一つも手元になく残念。 でも再来年にはなりますが、展示をしていただけることになりました!ぜひお楽しみに・・・。 そして、香川工房の旅、最後は上野剛児さん。お酒とともに並べてみました。上野さんの工房とご自宅も本当に素晴らしかったです。こちらもぜひお楽しみにしていただけたら・・・。  

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