穴窯で時間をかけて焚き、同じ日数かけて冷ます。
時間をかけて、手間をかけて・・・
そうしなければ、たどり着けない複雑に土色が混ざり合う表情豊かな焼き物を求めて。
そんな上野さんのうつわは、手間を惜しまない丁寧なお仕事を思わせる美しさと、その温かなお人柄を写すようなまるみある親しみやすさ、両方を兼ね揃えているように思います。
丸みを帯びた片口。
お酒に沈んだ土肌は、まさに渓流の岩肌のように瑞々しく、
意外と夏でも涼しげな演出になるかと思います。
時にはこんなふうにソースを入れたり、お料理を盛ったり。
料理協力:SEMPRE