空気を含む薄いヴェールのような菊地大護さんの極薄の硝子のうつわ。
繊細ですが、どこか柔らかで優しい印象なのは、
ふっくらとしたフォルムや、少しだけ残る底の竿跡や、ろくろ目のような作業のあと、時には気泡がはいっていたり・・・そんな手仕事のあとのせいでしょうか。
そして、ほんのりとピンク色。
飲み物の色を引き立てるような淡い色あい。
こころ浮き立ちます。
吹きガラスではありますが、急須で入れたお茶やドリップ珈琲など、急激な温度変化にならないように少し気をつけていただけたら温かい飲み物も楽しんでいただけるかと思います。
手に取ると、羽のように軽く、その儚げな存在感が愛おしく・・・。
小鳥のくちばしのような注ぎ口から流れるさまも見惚れるほどに美しい。