夏を越えた草木に降りる露月の光を受け、儚くも美しく輝く
そんな情景を想わせてくれるお二人のうつわをご紹介します。
9月9日(土) - 18日(月・祝) 12:00-18:00 最終日はイベント開催のため、16:30 閉店
9月12日(火) closed
準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。
奥澤華(金工)
1992年 三重県生まれ 2016年 東京藝術大学美術学部工芸科彫金専攻 卒業 2019年 金沢卯辰山工芸工房 修了 2019 年三重県にて制作を始める
黒木泰等(陶芸)
黒木泰等(陶芸) 1981 年 京都府亀岡市生まれ 1999 年 京都市立銅駝美術工芸高等学校彫刻家卒業 2001 年 奈良美術短期大学 立体環境造形コース 卒業 2002年 京都府立陶工高等技術専門学校成型科 修了 2003年 原口卓士氏に師事2006年 亀岡にて独立
◆ 最終日18日(月・祝)は、料理家 朝夕 理恵さんのごはん会が開催されます。
9月18日(月・祝)
第一部 17:30 - 19:00
第二部 20:00 - 21:30
各回 8席
参加費 6,600円 税込 お食事・お酒またはお茶代8月21日21:00ごろ予約開始します。
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10月に展示をお願いしているとりもと硝子店 鳥本雄介さん、由弥さんの工房兼ご自宅にお邪魔させていただきました。
https://www.katakuchi.jp/collections/torimotoglassstudio
今年念願のお引っ越しされて、先月末にようやく築炉も終えられ、制作を再開したばかりというとりもとさん。
そんなお忙しい時ではありましたが、快くお時間を作っていただきました!
基本的には、ほぼ以前の工房と変わらないとのことでしたが、陽あたりのよい明るい工房はとても広く感じました。
伸び伸びと硝子を吹く、吹く男、鳥本雄介さん。
奥が溶けたガラスが入っている炉。階段に登って上からガラスを巻き取ります。
こちらは作業中にガラスを温める炉(作業炉)、その奥には徐冷炉がありました。
徐冷炉とは、出来上がったガラスの作品を温めながら徐々に温度を下げていく炉で、今まで見せていただいた工房では別体でしたが、とりもとさんの場合は、作業炉の余熱を利用して徐冷をするとのことで、後ろに置かれているとのこと。
そして、なんとこの作業炉は近所のご家庭や飲食店さんなどから回収された天ぷら油をメインに使っているとのこと「市バスの燃料に使われます」っていうのは聞いたことがありますが、ガラス工房の作品制作にお役に立てるなんて夢がありますね。いい歳なのに揚げ物好きな私、ご近所だったらご協力したい!
この窯は、お二人が師事されていた晴耕社ガラス工房 荒川尚也さんの窯を基にされているとのこと。ただ、だれもがこのスタイルに向いているわけではなく、ほぼ毎日吹き続けるというとりもとさんにとってはとても効率がよいのだとか。
この日は、当店でも取り扱わせていただいたことがあるシリンダーの掛け花入を制作されていました。このように金属の型に入れて吹くことにより、四角くなるのと同時に表面に縮れができて表情になるのです。前回も好評だった花入。10月にはご用意くださるそうです!
ご自宅のほうへもお邪魔しました!
ご自身の作品や他の作家さんの作品が、暮らしに溶け込んでいる心地よいキッチン。
由弥さんがお庭で育てている月桂樹のウォーターを頂きました。
スッキリ、心地よく、目にも涼やか。真似したくなりますね。
その後、由弥さんが山で摘んでこられた野生のお茶を白茶にされたという茶葉で雄介さんがご自身の茶器でお茶を淹れて下さいました。
じんわり甘く優しい味わいで癒されます。
とりもとさんの茶器は吹きガラスでは珍しい耐熱。吹きガラスのとろりとした質感で、熱湯のお茶を楽しめるといううつわはなかなかないですよね。
関西の街中で育ったというお二人ですが、京丹波、和知の駅から車で10分ほどの山あいの集落での暮らしや子育てをなんとも自然体で楽しんでいらっしゃるご様子。
「ほぼ毎日ガラスは吹いているけれど、暮らしを楽しむ時間がなければいけないと思っているんです。もしその時間がなくなるようであれば、仕事の方をセーブしたい。」と語る雄介さん。
暮らしを愉しむ中で、こんなうつわがあったらと思いつき、制作する。また愉しみながら、もう少しこうしたら、サイズを変えたら・・・とブラッシュアップしていく。
由弥さんは、3人のお子さんのお母さん。吹きガラスの制作は、ほぼ子育て中離れていたという。
「でも、疎外感はなかったんです。新作は必ず相談してくれるので、使った上でアドバイスしたり、二人で作り上げていく感覚なのです。そして、ガラス制作を離れた上で植物と出会えたのは大きいです。」
と語る由弥さん。
そう、由弥さんのPlants Drawingは、ご存知の方も多いかと思いますが、Instagramでもとても人気なのです。
植物を一部使った可愛らしい絵と共に、お子さんとの微笑ましいエピソードは心をほんわか温かくしてくれます。
https://www.instagram.com/yuyat.i.g.a216/
あちこちに、乾燥した植物やカゴ。良い景色です・・・。
飾りにしたり、お茶にしたり、もぐさにしたり・・・。
実は、10月の展示では友人の植物療法士 大橋香さんにご協力いただき、なにか植物のワークショップなんかもできたらなと思っていたので、ちょっと興奮してしまいました!
展示についても直接お話しできたことで、より深いお話しができて非常によかったです。
展示は常滑の鶴見宗次さんとの二人展。温かな飲み物を楽しむ風景を想像させるうつわ・・・と思っていましたが、もう少し広がりそうな予感です。
10月21日(土)〜 30日(月)の予定です。
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境道一・橋村大作 展 〜 恵み
4月16日(日) - 4月24日(月) 12:00-18:004月19日(水) closed準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。
青々とした緑
キラキラと輝く海。
お二人の工房は、豊かな自然に囲まれた心地よい場所でした。そんな場所で制作されたうつわは、自然の恵みを享受するように、どこか悠々とした佇まいで使い手の心を潤してくれます。
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大原光一 陶展
芽吹くとき土から生まれた食物、植物を、自然の神秘的な力を感じるうつわで愉しむ。
3月19日(日) - 3月27日(月) 12-00-18-00 3月22日(水) closed、25日(土)16:00まで
準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。
作家在店 3月19日
さまざまな釉薬、化粧土で表情豊かな作品を生み出す大原光一さんの個展を開催させていただきます。
食や酒の器はもちろんのこと、今回は植物を楽しむうつわも出品いただく予定です。
大原光一
1974 年 東京都生まれ 1994 年 大学中退後、書家シュトラッサー・ベロニカ氏に師事 焼物を始める
1996 年 南山陶苑 入社 常滑に移住 1999 年 退社 独立 韓国の陶産地を訪ね歩く 2014 年 長三賞陶業展入選 常滑に工房をかまえ、国内外で、展示、ワークショップなどを行う。
大原ワールドに染まる7日間。
お楽しみに・・・。
<atelier/en's 苔玉ワークショップ> 個性的なatelier/en's さんの苔玉を、スタッフの方に教えていただきながら制作いただき ます。 3月21日(祝) 参加費 3,500 円(税込) 11:00 - 12:00 13:00 - 14:00 15:00 - 16:00
ご予約はこちらより承ります。
https://www.katakuchi.jp/products/ws20230323
ほとり
愛知県名古屋市中区丸の内1-1-8 児玉ビルB1F
TEL: 052-204-4520 *ほとりは、かたくち屋が運営するギ ャラリー時々カフェです。
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<次回企画展のお知らせ>
菊地大護・南裕基 展 〜 a little happiness
2月19日(日) - 2月27日(月)12-00-18-00 19日は20:00まで2月22日(水) closed準備が出来次第、一部オンラインショップでもご紹介します。"a little happiness"ひとくち、一杯を味わう。ささやかな幸せの時間が、心に温かな火を灯してくれることがある。そんなときを共に過ごす春のうつわ。
作家在店2月19日菊地大護 1997年 岐阜県出身2018年 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業 ピーターアイビー工房流動研究所 入社現在 富山ガラス工房 所属南裕基 1984年 京都府生まれ2007年 日本福祉大学卒業、児童福祉施設に就職2012年 岐阜県で木工を学び、愛知県の工房に就職2016年 愛知県蒲郡市にて制作開始◎関連イベント
ジーナトコケシ 五感で感じる、器と珈琲とお菓子https://www.instagram.com/ginatocokeshi/菊地大護さん、南裕基さんのうつわとともに、甘美なひとときをお過ごしください。
Cafe time (予約制)第一部 15:00 - 16:00 (満席)第二部 16:30 - 17:30各回 6席<メニュー>
どちらかお選びください。A珈琲カクテルと甘じょっぱいお菓子B珈琲と甘いお菓子*写真はイメージです。*珈琲はホット珈琲になりますお代 2,000円 税込Bar time 18:00 - 20:00予約不要です。ジーナさんが即興でお好みの飲み物をご用意されます。コケシさんのスパイスの効いたお菓子と共にお楽しみください。ご予約、お問い合わせはほとりまでほとり愛知県名古屋市中区丸の内1-1-8 児玉ビルB1FTEL: 052-204-4520 *ほとりは、かたくち屋が運営するギ ャラリー時々カフェです。
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